9. アナログ-ディジタル間の接続設定 |
アナログ信号(電圧、電流)とディジタル信号(論理値)ではデータ形式が異なるので、変換規則の設定が必要である。デフォルトでは、analogLibのMOS_a2d(アナログ→ディジタル), MOS_d2a(ディジタル→アナログ)というIEにより変換が行われるが、このIEは、電源電圧VSS = 0V, VDD = 5V のCMOS仕様となっているので、変更を行う必要がある。本回路は、VSS = -0.9V, VDD = 0.9V とする。
(1) IEのコピー Library ManagerでLibrary = analogLib, Cell = MOS_a2dを右クリックして、メニューからCopyを選ぶ。Copy Cell フォームが表示されるので、To欄に、Library = digi, Cell = STD_a2dを入力してOKボタンをクリック。同様に、MOS_d2aをSTD_d2aにコピーする。
(2)IEのパラメータの変更 CIWのメニューから、[Tools] → [CDF] → [Edit...]を選ぶ。Edit CDFフォームが表示されるので、Scope = Cell, CDF Layer = Base, Library Name = digi, Cell Name = STD_a2dを選ぶ。さらに、Component Parameterタブをクリックして、各欄に下記のパラメータ設定を行う。数値は、下部のDefault Value欄に入力する。設定したら、Applyボタンをクリックする。
Name | Default Value | 説明 |
---|---|---|
a2d_v0 | -0.2 | VIL(これ以下の電圧を論理値0に変換) |
a2d_v1 | 0.2 | VIH(これ以上の電圧を論理値1に変換) |
a2d_tx | 1m | Low - High 間の最大遷移時間 (これ以上の時間VILとVIHの間の電圧ならば不定値Xとみなす) |
Cell = STD_d2aについては、下記のように設定し、OKボタンをクリックする。
Name | Default Value | 説明 |
---|---|---|
d2a_vl | -0.9 | VOL(論理値0に対する出力電圧) |
d2a_vh | 0.9 | VOH(論理値1に対する出力電圧) |
d2a_tr | 1n | 立ち上がり時間 |
d2a_tf | 1n | 立ち下がり時間 |
次に、作成したIE(STD_a2d, STD_d2a)を使用するように、回路図エディタ(ネットリスト生成ツール)に指示を与える。回路図エディタのメニューより[Verimix] → [Interface Elements] → [Default Options...]を選ぶと、IE Default Optionsフォームが現れるので、Default IE Library Name = digi, Default IE Model Name = STDを入力してOKボタンをクリック。この設定により、IEとして、先ほど設定したSTD_a2dとSTD_d2aが使用される。
[参考] IEはピンおよびインスタンス毎に変更することも可能である。回路図エディタのメニューで、[Verimix] → [Interface Elements] → [Instance...]を選択し、回路図エディタで設定を行うインスタンス(回路ブロック)をクリックすると、IE Model Property Editor フォームが起動する。Model IO = Input と Outputの各々に対して、変換パラメータを設定する。[Instance Terminal...]で設定を行うと、端子毎にパラメータを設定できる。複数の電源電圧(論理振幅)を使用する場合に便利だ。
Copyright (C) 2009- Akio Kitagawa, Kanazawa Univ.