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設計/試作Tips
PDF署名 †
[注意] 自己証明の方法です。直接確認ができる信用できるメンバーが署名する場合は、自己証明が有効ですが、署名者が信用できるとは限らない場合または機関外に提示する可能性がある場合は、第3者証明機関を利用する必要がありますので、ここで説明する方法は使えません。
証明書(ディジタルID)の作成 †
- Acrobatを起動
- メニューより、編集-環境設定...
- 環境設定フォームの分類欄で、署名を選択し、IDと信頼済み証明書欄で、詳細...ボタンをクリック
- デジタルIDと信頼済み証明症の設定フォームで、ID追加ボタン(+の付いたアイコン)をクリック
- デジタルIDを追加フォームで、「今すぐデジタルIDを新規作成」を選択し、次へをクリック
- 新しい PKCS#12 デジタル ID ファイルを選択して、次へをクリック
- ID情報を入力して、次へをクリック
- 名前、電子メールアドレスは必須
- 名前欄は、日本語の場合、2文字までぐらいにしておくと、小さい印影フィールドでもきれいに押印できる
- ディジタルIDの使用方法は、「電子署名」または「電子署名とデータの暗号化」
- デジタルIDの保存場所を指定し、パスワード(2箇所)に入力して、完了をクリック
- デフォルトでは、"Users/ユーザ名/AppData?/Roaming/Adobe/Acrobat/DC/Security"に保存される
- 他のPCで署名する必要がある場合は、普段持って歩くパスワード管理USBなどを指定
PDFへの単独署名 †
- PDFをAcrobatで開く
- メニュー:ファイル-その他の形式で保存-証明済みPDF
- 説明ダイアログが出たら、そのまま次へ進む(特に設定する必要はない)
- 署名フィールドを作成するモードになるので、署名マークを置く領域をドラッグし、署名ボタンをクリック
- 電子署名の印影を表示するため、(印)の文字よりも少し大きめ(通常、横長)にするとよい
- ある程度大きい領域を指定しないと警告が出るが、そのまま署名ボタンをクリック
- デジタルIDで署名フォームで、使用する署名を選択し、続行ボタンをクリック
- 次の名前で署名フォームで下記の手順を実行
- 証明後に許可する操作欄で、フォームフィールドの入力と署名フィールド...を選択
- "ディジタルIDのPINまたはパスワードを入力..."の欄にパスワードを入力
- レビューボタンをクリックしてから、署名ボタンをクリック
- ファイル保存ダイアログで署名付きPDFのファイル名を設定して保存ボタンをクリック
複数名の署名 †
署名を行うと編集ができなくなるため、複数名の署名を集めるための機能が別に用意されている。ただし有料(包括ライセンス協定のアカウントに含まれない)。
依頼を受けた署名の方法 †
- 上記、複数名の署名の手続きを行うと、証明するメンバーに署名依頼のメールが送信される
- メールを受け取ったら、提示されているサイトをクリックして、Adobe Acrobatホームに入ると、署名が必要な書類のリストが表示されるので、これをクリック
- 自分の署名欄をクリックすると署名者の入力フォームが表示されるので、ここに自分の名前(テキスト)または署名の画像を入力
Microsoft Office署名 †
証明書(ディジタルID)の作成 †
- c:\program Files\Microsoft Office\root\Office16\SelfCert?.exe を実行
- 証明書の名前欄に(自分の)名前を入力して、OKボタンをクリック
- c;\Users/ユーザ名/AppData?\Roaming\Microsoft\SystemCertificates?\My\Certificates に保存される
Word文書への署名欄の配置 †
- 署名を行うWordファイルを開く
- メニューより、挿入-署名欄の追加-Microsoft Office署名欄... を選択
- 署名の設定フォームでOKボタンをクリック
- フィールドのサイズ、レイアウトなどを適当に設定して、文面の署名を行う場所に配置
- 同様にして、必要数のフィールドを作成
署名の実行 †
- 署名フィールドをダブルクリック
- 署名の文字または画像を指定して、署名ボタンをクリック
- デジタルIDが複数ある場合は、署名者欄の変更ボタンでデジタルIDを選択
- 選択した証明書を確認できません、という警告が表示されるが、Yesをクリックしてファイルを保存
- [注意] 自己証明のデジタルIDを使用した場合、本人しか署名の正当性を証明できない