#author("2025-01-02T18:15:53+09:00","kitagawa","kitagawa") #author("2025-01-02T18:16:23+09:00","kitagawa","kitagawa") *** [[設計/試作Tips]]に戻る [#ecf7aff3] Mathcadがサブスクになったので、買い取りが可能なMapleを使い始めた。操作に慣れが必要だが、機能はMathcadとほぼ同じ。よく使う操作について備忘用にまとめておく。 * モード選択 [#x9cd0409] ** ドキュメントモード [#t797326c] - 数式表記そのままに近い表示モード。Mathcadに近い操作感だが、1行毎に実行結果が表示されるのでデバッグしやすい。チュートリアルで使用されているモードであり、新規ユーザはこちらが使いやすいと思う。数式や命令の最後に ; がなくてもよい。命令が→で表示されるが、明示的にコマンドを入力したほうが良さそう。数式や実行結果を右クリックして、コンテクストメニューから「コマンドの表示」を選択すると→の命令内容を関数として表示させることもできる。 ** ワークシートモード [#pdfaebdc] - プロンプトに関数や命令を入力する対話型の操作モード。数式や命令の最後に ; が必要。命令内容が関数形で表示されるので、実行内容がわかりやすく、プログラミング向き。こちらのモードを想定した解説ページが多い。 ** 実行 [#p07b924f] - 実行は入力ごとに行われるが、通しでの実行は自動ではない(MathcadやMaple Flowと異なる点)。!!!で全実行、!で選択部分の実行。 * 操作のメモ [#se810bf3] ** キー入力 [#ecfbe6f6] :乗算| * または変数やカッコ間のスペース :上付き文字| ^ :下付き文字| __ (アンダースコア2回) :下付き番号| CTRL + Shift + _(アンダースコア1回) :ギリシャ文字| CTRL + Shift + G :ルート| sqrt + CTRL + Space :虚数単位| I :円周率| Pi :i(虚数単位), j(虚数単位), pi, e, sqrt| 文字列 + ESC(オートコンプリート)により、各種定数や関数を入力できる。 ** コンテキストパネル [#f118cf37] - 数式または実行結果を右クリックして、メニューから「コンテキストパネルを開いて詳細を表示」を選択すると、 右パネルに操作リストが表示される。 ** コマンド [#r4a5b5b2] :すべての変数、定義を初期化| restart -- 全体を実行したときに、下の行の計算結果が使われて再実行されるので、最初の行にrestartを入れておく。 -- 全体を実行したときに、下の行の計算結果が使われて再実行されないように、最初の行にrestartを入れておく。 :式の評価| eval(式 or 関数, 変数 or パラメータ = 値) :方程式の解を求める| solve(解かれる式, 求める変数) ** その他 [#qf0bfdb3] - 式の最後に : をつけると、実行結果を表示しない。 - MathモードとTextモードがあり、Textモードではコメントを入れられる。切り替えはF5またはツールバーを使用。