4 測定

4.1 測定の手順

VCDファイルの編集が終わったら、下記のような手順で測定を開始します。ロジアナソフトは、起動ディレクトリに、入出力信号の情報や測定結果ファイルを出力します。このため、ロジアナソフトは、ワーキング・ディレクトリにコピーして使用したほうが便利です。操作の詳細は、操作説明書.pdfを見てください。

  1. MU200LogicOut.exeを起動し、Read File 欄の Refer.. ボタンで、編集したVCDファイルを読み込みます。
  2. Analisys ボタンをクリックして、エラーが出なければ、Start ボタンで測定開始します。エラーがあれば、VCDファイルの内容を見直します。
  3. クロック切り替えスイッチSW23でクロック周波数を設定します。
  4. 測定結果のVCDファイルは、デフォルトで、入力VCDファイル名_Res.vcd となります。
4.2 出力ファイルの確認

測定が終わると、SignalInp.txt, SignalOut.txt, 出力VCDファイルができています。SignalInp.txtには、probe_out[] で指定した、DUTの入力信号の情報が出力されています。SignalOut.txtには、probe_in[] で指定した、DUTの出力信号の情報が出力されていますので、測定が思ったとおりに実行されているかを確認します。これらのファイルの読み方については、操作説明書.pdfを見てください。

出力VCDファイルは、reg, wire の指定を追加しないと、通常の波形ビューアでは見ることができませんので、下記のような修正を行います。

出力VCDファイルの修正内容
FPGA -> DUT 方向の信号out -> wire に修正
DUT -> FPGA 方向の信号in -> reg に修正

修正したVCDファイルは、大抵の波形ビューアで読み込むことができます。波形ビューア上で、適当なファイルフォーマットに変更して保存することもできます。

Quartus II を利用する場合の操作

  1. Quartus II の上へVCDファイルをドラッグ-ドロップすると、Waveform Editorが起動して、波形が表示されます。
  2. Name欄でグループ化したい信号名をShift+左クリックまたはCTRL+左クリックで選びます。
  3. 右クリックすると現れるポップアップWで、Group... を選びます。
  4. グループ名、基数、Binary/Graycodeを指定して、グループ化を行います。
  5. Waveform Editor がフォーカスされた状態で、メニューより、File - Save As... を選び、保存します。
  6. vwfフォーマット(Quartus用の波形データ)とtblフォーマット(テキスト)が選択できます。


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