4 動作確認

4.1 エミュレータの起動と終了

  1. TeraTerm Pro を起動し、SSH2を用いて133.11.58.66 (usr1)にVDECのアカウントでログインします
  2. Windowsスタートメニュー -> すべてのプログラム -> アクセサリ -> コマンドプロンプト
  3. コマンドラインで、t2kctrl start
    ハードウエア定義に関するWarningが出ますが無視してください。

  4. Test Control Panel が起動して、Readyモードになれば成功
  5. コマンドラインで、t2kctrl stop
  6. TeraTerm Pro のコマンドラインから、exit で接続を切断します

4.2 T2000実機の起動と終了

実機は、通常は電源が入っていませんので、予約した時間でないと接続テストはできません。

  1. TeraTerm Pro を起動し、SSH2を用いて133.11.58.66 (usr1)にVDECのアカウントでログインします
  2. Windowsスタートメニュー -> すべてのプログラム -> アクセサリ -> リモートデスクトップ接続
  3. オプション>> ボタンをクリック -> ローカルリソースタブをクリック -> ローカルデバイスとリソース詳細... ボタンをクリック
  4. テストパターンなどのデータが入っているアクセスする必要があるドライブにチェックマークを入れてOK
    チェックしたドライブはネットワークドライブとして見えますが、動作が遅いのでデータは、VDEC側のディレクトリ(下記参照)にコピーして使用しましょう。

  5. パフォーマンスタブ -> プルダウンメニューからLANを選択
  6. 全般タブ -> コンピュータに localhost:13389を指定、アカウントは、LSIテスタ講習会でもらったT2000専用アカウントを使用します
  7. 接続ボタンで、リモートデスクトップが表示されます
  8. d:\usr ディレクトリの下に VDECのユーザIDのディレクトリを作成し、自分のデータはこのディレクトリ配下に置きます
    [注意] エミュレータのときとデータのパスが変わるので、OAI_ENV.env, compile.cmd の内容を修正する必要があります。

  9. Windowsスタートメニュー -> すべてのプログラム -> アクセサリ -> コマンドプロンプト
  10. コマンドラインで、t2kctrl start
  11. Test Control Panel が起動して、Readyモードになれば成功
  12. コマンドラインで、t2kctrl stop
  13. Windowsスタートメニュー -> 切断 でリモートデスクトップを終了
  14. TeraTerm Pro のコマンドラインから、exit で接続を切断します

4.3 動作確認用データ

VDECのLSIテスタトレーニングで使用されるOTPL記述(トレーニング資料の説明と少しだけ違っています)とコンパイル用スクリプト(OTPLコンパイラとVC++コンパイラの実行用)の例を置いておきます。DCコンタクトテスト+ファンクションテストになっています。初期状態では、エミュレータ用のフローになっていますので、実機の場合は、counter.tplの中を見て、コメントアウトの行を変更してください。

時間のある人は、LSIテスタトレーニング資料を見ながら、自分で記述してデバッグしたほうが身につくでしょう。実デバイスがVDECにありますので、VDECに依頼して実機上で実際にテストすることもできます(2時間で十分?)。

動作確認用サンプルデータ

サンプルデータの内容
ディレクトリファイル説明
counter_sample/OAI_ENV.env環境ファイル(ソフトウエア環境など:変更しない)
compile.cmdテストプログラムのコンパイルスクリプト
counter_sample/TestPlans/counter.pinDUTのピン名、ピングループ名、ピン属性の定義
counter.socDUTのピン名とテスタチャネル(テスタのピン番号)の対応付け
offline.cfg環境ファイル(ハードウエア構成など:変更しない)
counter_sample/OTPLSrc/counter.lvl電源電圧、信号電圧、測定モードなどの設定
counter.timクロック周期、入力波形(波形を自由に作れる)、出力サンプリングタイミングの定義
counter.tmapピンまたはピングループと波形の対応付け
counter.tcg(電圧設定, 波形設定)をまとめて測定条件名を定義
counter.tplテストフローのメインルーチン(テストプラン)の記述
counter.usrvユーザ変数の宣と初期値設定
counter.specユーザ変数とパラメータ(.tcgファイルで使用可能)の対応付け
counter_sample/Patterns/counter.patテストパターンの記述
counter.pxrパターンジェネレータなどを使用するピンを指定する(必要なければ .tmapファイルだけ指定)
counter.batテストパターンのコンパイルスクリプト
counter_sample/Plists/counter.plistテストパターンの実行順序を指定(テストパターンが1個でも必要)


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